
タイでスーツ作ったときのお話をします。
「2,000バーツ(当時のレートで7,200円くらい)くらいでスーツ作れます!」っていうスーツ屋さんをよく見かける。チェンマイやホアヒンなど、ファランが比較的多い街でたくさん見かける気がする。
どんなもんなのか?チェンマイで店に足を踏み入れてみることにした。値段きくだけならタダだし、高いと思ったら出ればいいし。
で、立ち入ったのはホテル近所のお店。
若いインド系の青年が相手してくれた。
結構ネゴってくる
私がやりたいのはとにかく、「ジャケットの上だけが欲しい」この1点である。
それを伝えると、
上下仕立てるべきだ!パンツも作らないか?見ろよこの生地、ストレッチで楽だよ!と言って押してくる。
しかし、チェンマイにたどり着くまでに結構散財していたので、あまり余分な金を使いたくない。金ないからジャケットだけで頼むぜ!というやりとりをする。
でも本心を言えば、今日の段階では価格を聞きたかっただけなんだよね。いいなと思ったら再び来ようかと。
だから、
「もしジャケットだけでこの値段でやってもらうのが安すぎるようなら、価格聞きたかっただけだからいいよ、大丈夫」って話をすると、しっかり引き留めてくる。商魂たくましい。まだ店を始めたばかりで売り上げが欲しかったのかもしれない。
「シャツはどうか?」
ここで、向こうが出してきたオファーが良かった。
「じゃあ、シャツを作らないか?」
と言ってきた。
実はオーダーシャツは作ったことがなかったのでちょうどよい。
値段も日本で既製品のシャツを買うのと同じくらいの値段でやってくれるという。
結局、ジャケットのみで3,000バーツ、シャツ2枚で(特別価格:日本で私が買う価格帯の既成シャツより安い料金)で話がついた。
このシャツが良い。
翌日の時間を約束してフィッティング、仮縫いのスーツにチョークでマークをつけて、翌々日完成した。
お金は、最初に1,000バーツだけ手付を払って、残金は受け取り時に清算した。
お店にはちょくちょくファランのお客さんが訪れていました。
小さいお店なので基本的にはアポとってくる感じ。
お店では記事やフィッティングなんかを行い、他の縫製工場みたいなところで仕立ては行っているみたいです。
価格を考慮すれば十分
出来上がったスーツは若干のアラがあって、自前でもってるオーダースーツと比べるとちょっとクオリティは落ちるが、見た目や着心地に支障はない。
仕事の時にピタッとハマるスーツを着る感覚は味わえる。
日本でオーダーするのに比べると格段に安いから、仕事着として割り切ってスーツを着る方にとっては良い買い物ではないかと思う。
今回はチェンマイで購入したが、おそらくバンコクではこの値段で作るのは難しいのではないか…と思う。ただし、バンコクなら日本人が対応してくれる店もあるだろう。
英語でネゴることができれば意外なオファーを引き出すこともできるかもしれず、そういう体験も面白いかもしれません。
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